あの映画は、おじいさんが娘に恋の情熱を説くけど、割とそれは幻想に身を踊らせる事のすすめだ。
でもそれは、とても心地いいだろう。気分がいいからやってみなよ、というわけだ。
すごく前向きなオススメだけれど、割と麻薬だ。でも一過性のものとされてるからいいと思うけど。
私は、そういう情熱と縁がないから、あの映画は楽しめる。のび太が機関車に憧れるように、そういう情熱に憧れていられる。
死神の純粋さも許容できる。
あるいは死神の方に感情移入ができるのだ。
人間の生活の事も恋の情熱の事も瑣末な事に興味の無かった死神は他の登場人物には奇妙な人間に見える。
私も、様々な場面で死神のように対応された経験がある。
ただ、私は疎外感という、つまらない感情を気にする。